【還元額は?口座開設するならポイントサイトを経由した方がお得!】
22証券会社60数口座からIPOのネット抽選に申込みし続ける庶民IPO愛好家の私が、これから証券口座を少しでもお得に口座開設したいと考えている方を対象に、自分の当選実績をもとにIPOにおすすめの証券会社をご紹介します。
※この記事は2022年9月3日時点の情報を記載しています。
- 資金数百万程度のIPOネット抽選申込み組はどのくらい当選できるか
- おすすめ証券会社口座開設のポイントサイト還元額
IPO投資とは
IPOとは未上場の株式会社が新規に証券取引所に上場する際、投資家に株式を取得させることを言います。新しく市場に公開するので「新規公開株」とも呼ばれます。 新規株式上場に先立って、企業は証券会社に新規発行株を委託します。証券会社は投資家に対してその株をいくらで売るかを決定します。これを「公募価格」と言います。 IPO投資家は決定した「公募価格」の新規未公開株に対して『株を購入する権利』を得るために抽選に参加します。見事当選した投資家は、市場で売買される前に「公募価格」で株を購入することができます。
その後株式が上場し、証券取引所で最初に取引された株価を「初値」と言います。
IPO投資とは、新規公開株に「公募価格」で購入するということの抽選に参加し、当選したら購入し、上場後の「初値」で売却。その差益を得ることを言います。
落選してもお金は1円も引かれることなく戻ってきます(つまり「見せ金」です)そして当選したら高確率で利益が出る『プチ宝くじ』です。
直近5年間の勝率をこちら☟にまとめています。
株式市場でプラスを出せている個人投資家は1~3割と言われています。 それは取引をする相手が強敵過ぎるから。
- 投資を本業としている機関投資家(保険会社・銀行・投資会社・年金基金)
- 数百万円の損が痛くも痒くもない富裕層
- 熟練デイトレーダー
- 庶民だが長年の知識と経験を持つ一般投資家
『IPO投資は初心者におすすめのローリスクハイリターン投資』と言われるのは、こういった方がとのトレードにさらされる前に、初値が付いた瞬間に売却して利益を確定させることができるからです(初値で売却しなければ上場直後の激しい値動きに翻弄されます)。
投資初心者の私のIPO損益
IPOに限らず、投資は資産があればあるほど有利です。
5,000万円、1億円、それ以上と資産がある方は証券会社の店舗で取引をし、お得意様としてIPOでも当選を裁量配分で回してもらうことができます。
証券会社の店舗に行ったこともなく資金の無い私が少しでも当選確率を上げるには、申込口数を増やすこと、つまり多くの証券口座を開設してネット抽選でローラー申込みをかけるしかありません。
というわけで4人家族の我が家では私、嫁様、長男、長女4人合計で22証券50数口座からIPO抽選に参加しています。 2019年は当選8回でプラス338,700円。
2020年は当選14回でプラス1,244,500円。
2021年は苦しかった…。当選11回で+82,100円
投資家の方々から見れば微々たる利益ですが、私としては大満足。
「ローリスク」と呼ばれるIPO抽選ですが、当選確率は0.1%(1000回に1回当選)、不人気IPOで1%といった狭き門です。
が、落選しまくりながらも根気強く抽選参加を続けていれば、それなりに当選することができます。
エニーカラー(ANYCOLOR)がauカブコム証券で当選!
2022年前半戦の大きな利益となったIPOはなんといってもエニーカラー。
Vtuberグループ「にじさんじ」の運営をする企業で、大きな注目が集まりました。
auカブコム証券で100株当選することができました。
1,530円の公募価格に対し、初値は4,810円。初値売りで328,000円の利益。
私は5,000円で売ったので、手数料を引いて346,725円の利益となりました(税引前)。
auカブコム証券で当選したのは↓にある日本国土開発、オーケーエムに次いで、IPO投資を始めて4年で3回目です。
その間数えきれないほど落選してきましたが、コツコツ応募を続けていると、お宝IPOでも当選することができます。(このエニーカラー、私が5,000円で売った後さらに急騰して9,000円を超えました。上手なひとなら同じIPO100株当選で60~70万利益を出したことになります。私は初心者で上手なトレードなんてできないので、致し方なし…。)
おすすめの証券会社
3年強IPO抽選にチャレンジしてきたIPO愛好家である私の経験と主観に基づき当選を期待できる証券会社の順に、勝手に順位付けをします(私が口座開設している証券会社すべて)。
当選回数が1回にもかかわらずSBI証券の順位が高いのは、後述する『落選を続けていけばいつかは当選するIPOチャレンジポイント制』を加味しています。
- 大和証券 当選11回
- SMBC日興証券 当選7回
- みずほ証券 当選5回
- SBI証券 当選1回
- CONNECT 当選3回
- マネックス証券 当選2回
- 野村證券 当選2回
- 楽天証券 当選2回
- 松井証券 当選2回
- auカブコム証券 当選2回
- 三菱東京UFJモルガンスタンレー証券 当選1回
- エイチエス証券 当選1回
- 東京東海証券 当選0回
- 岩井コスモ証券 当選0回
- 丸三証券 当選0回
- SBIネオモバイル証券 当選0回
- GMOクリック証券 当選0回
- むさし証券 当選0回
- SBIネオトレード証券 当選0回
- 岡三オンライン証券 当選0回
- DMM.com証券 当選0回
- 藍沢証券 当選0回
※2018年10月~2022年7月の当選回数
口座開設費や維持費も一切不要なので「数打ちゃ当たる」論で可能な限りのローラー申込みをしています。
一方で優先順位下位の証券会社は割り当てられる当選株数も少なく、今後50年抽選参加を続けても1回も当選せんのじゃなかろうか?というレベルなので、抽選参加しなくても大勢に影響はない、とも思います(とはいえIPO抽選は「くじ引き」なので参加を続けます)
口座開設はポイントサイト経由がお得
そしてクレジットカードのようにCICといった個人信用情報にも登録されません。ですので今後のお借入れの計画(住宅ローンやクレカの審査に落ちる等)に影響を及ぼすこともありません。
少しでも当選確率を上げるためにはできるだけ多くの証券会社の口座から抽選申込みをする必要がありますが、各証券会社の公式HPから口座開設申込みをするよりも広告の取り扱いがあればポイントサイトから申込みをした方がお得です。
ポイントサイトは広告主(証券会社)がポイントサイトに広告を掲載してもらい、ユーザー(我々)はそのサイトの広告からサービスを利用(証券会社の口座開設)し、広告主がポイントサイトに広告費を支払い、ポイントサイトはユーザーに利益の一部をポイントとして還元するサイトのことを言います。
ポイントサイトでもらったポイントは現金や電子マネーに換金することができます。
上場企業が運営するポイントサイトの4つ。
モッピーは㈱セレス【東証一部】、げん玉は㈱リアルワールド【東証マザーズ】、ポイントタウンはGMOメディア㈱【東証マザーズ】、ライフメディアは㈱ノジマ【東証一部のグループ会社】が運営しています。
非上場ですが実績、規模を備えた信頼できる大手ポイントサイト5つ。
私はこれらの大手ポイントサイト9サイトに会員登録し、お買い物やサービスを利用する際は最も還元率の高いポイントサイトから申込みをするようにしています。
ここからは私が口座開設している証券会社22社の中からポイントサイトで広告の取扱いのある証券会社のみ、いくら還元されるかをご紹介していきます。
SBI証券
国内ネット証券最大手。年間IPO主幹事TOPクラス。
IPO投資にチャンレジするなら最優先の証券会社です。
私は積立NISAもiDeCoもSBI証券。 抽選ルールは申込みをした口数に対して抽選が行われるため、資金数億円の富裕層は当選しまくりで、庶民の私は通常の当選は困難です。
落選するたびにIPOチャレンジポイントが1ポイントもらえます。通常の抽選枠とは別に、ポイントの多い順で当選を振り当てる枠があるため、落選を続けていけばいつかは当選する仕組みです(ポイント順の当選者は当選すれば0ポイントになるため離脱)。
2021年3月現在で、当選し初値売り一撃で50~100万円程度の利益になるとされるS級IPOのボーダーラインは650~700Pとされています。
私は現在305P。嫁様と子供2人は250Pくらい。家族合計で1,000Pくらいです。
当選はまぐまぐ(4059)で1回、利益は+259,000円
詳しい年別取扱数、抽選ルール、IPOチャレンジポイントの仕組みはこちら
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
モッピー、ハピタス、げん玉は口座開設+5万円の入金(取引する必要無し)が条件です。
- 初めてSBI証券の口座開設をする
- SBI証券口座開設後、SBI証券の証券総合口座から住信SBIネット銀行(証券口座開設と同時に口座開設できる)のハイブリット預金へ一括で50,000円以上の振替をする
- 申込みから翌月最終営業日の前営業日15:00までに条件を達成する必要あり
口座開設のみ、入金必要なしで4,000PとECナビ、ポイントタウン、ちょびリッチもおすすめです。
モッピーに新規登録し条件を満たすとSBI証券口座開設の6,500円分のポイントとは別に2,000Pもらえます。
登録後のミッションクリアで2,000Pプレゼント!!
- 紹介経由でモッピーに新規登録
- 新規登録の翌々月までに5,000P以上のポイントを獲得
この2つの条件を満たすと追加で2,000P(2,000円分)のポイントがもらえます
翌々月までに5,000P以上のポイントを獲得という条件は、SBI証券の口座開設6,500Pで自動的にクリアされますので実質8,500Pもらえることになります。
「紹介経由で登録する」というのは👇こういった紹介バナー等を経由して新規登録ページに行き、新規登録することを言います。
マネックス証券
ネット証券大手の一角。
引き受けた株を100%ネットで完全平等抽選(1口座1票制、つまり大金持ちも庶民も平等)してくれる証券会社です。
抽選に申込む銘柄ごとに資金が必要なため、IPOラッシュのときは資金繰りが厳しくなります。
当選はマクアケ(4479)で100株。利益は+116,000円。
クリアル(2998)で100株。保有中のため利益未確定(930円の公募価格に対し初値1,600円なので、初値売却の場合利益67,000円)
詳しい年別取扱数、抽選ルールはこちら
2022年9月2日時点でのポイントサイトの還元額です。
- 新規に証券口座開設申込み
- お申込みから30日以内に証券総合取引口座の新規開設完了
- お申込みから60日以内に1取引完了した方が対象
条件の1取引の対象は投資信託もOK。そして投資信託は100円から購入可能です。
この投資信託100円分購入がどれだけ簡単か、ちょっとやってみます。
こちらが私のマネックス証券口座ホーム画面。 買付可能額0円になっています。
まず100円入金する必要があります。
私の場合は三井住友銀行。100円を入金します。
金額を入力し実行をクリックするだけで完了。
これで買付可能額が100円になりました。
お好みの投資信託があればそれを、特に無ければ『ランキングから探す』で人気の投資信託を選べば良いと思います。
ここでは人気1位のeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を選択します。
『分配金再投資コース』か『分配金受け取りコース』を選択します。
投資信託を100円買って、すぐに売却してもOK。所有し続けてもOKです。
条件としてはニフティポイントクラブが最も良く7,000ptもらうことができます。
モッピーは5,600Pですが、マネックス証券口座開設と同時にキャンペーンを達成できる(5,000P以上利用で+2000P)ため、実質7,600Pとなりこちらもお得です。
楽天証券
ネット証券大手の一角。1位のSBIを猛追しています。
引き受けた株を100%ネットで実質完全平等抽選(1口座1票制、つまり大金持ちも庶民も平等)してくれる証券会社です。
もらった楽天ポイントで株や投資信託の購入ができます。楽天ポイントで500円以上/月の投資信託自動買付設定をするだけでもらえる楽天ポイントが2倍になりお得です。
当選はアララ(4015)で100株。利益は+142,000円。
ライフドリンクカンパニー(2585)で100株。保有中。
ホームポジション(2999)で100株。保有中。
詳しい年別取扱数、抽選ルールはこちら
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
- 新規に証券口座開設申込み
- 口座申込みから3か月以内に証券総合取引口座の新規開設完了
- 口座開設から1か月以内に5万円以上(もしくは1万円以上)の入金
こちらは文句なしでがハピタスがお得です。
5万円の入金だけで11,000円分のポイントがもらえます。
またハピタスは紹介キャンペーン中で、紹介バナー👇から新規登録し9月中に合計500P以上の広告利用で700Pのボーナスを受け取ることができます。
楽天証券の案件だけで条件を達成できるため、実室11,700円分のポイントをもらうことができ、非常にお得です。
松井証券
ネット証券大手の一角。
引受けた株の70%をネットで完全平等抽選(1口座1票制、つまり大金持ちも庶民も平等)してくれる証券会社です。
庶民にとって嬉しいのは、口座に資金が無くてもIPO抽選に参加できる、いわゆる「0円申込み」が可能であること。抽選に参加し当選してから入金でOK。
私は松井証券では当選経験がありませんが、コンスタントに幹事を引き受け、かつ割り当てられた70%をネット抽選に配分してくれる抽選ルールによって、いつかは当選できると楽観視しています。
※(追記)2021年9月シンプレクスホールディングス(4373)で初当選しました!
200株当選し合わせてプラス31,200円(やっす~いところで売ってしまいましたが…)。
続いてM&A総合研究所(9552)で当選しました。保有中のため利益未確定(1,330円の公募価格に対し初値2,510円なので、初値売却の場合利益118,000円)
IPO抽選以外でも、立会外分売で松井証券を愛用しています。
詳しい年別取扱数、抽選ルールはこちら
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
- モッピー・・・1,500円
- ハピタス・・・1,500円
- 二フティポイントクラブ・・・1,000円
- ポイントインカム・・・800円
- ちょびリッチ・・・750円
- 新規に証券口座開設申込み
- 口座申込みから1か月以内に証券総合取引口座の新規開設完了
auカブコム証券
ネット証券大手の一角。
三菱UFJモルガンスタンレー証券からの委託販売の位置付けです。 そのため三菱UFJモルガンスタンレー証券が平幹事のIPOでは当選はほぼ望めず、三菱UFJモルガンスタンレー証券が主幹事を務めるIPOでは抽選参加必須(auカブコムにも多く割り当てられるため)の証券会社です。
当選は日本国土開発(1887)とオーケーエム(6229)の計2回、利益は+24,400円。
※エニーカラー(5032)で100株当選しました。利益は+346,725円。
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
- 新規に証券口座開設申込み
- 口座申込みから60日以内に初回取引
- 最低取引額は100円以上
条件の「最低取引額100円以上」はマネックス証券の場合と同じく投資信託もOK。
投資信託を100円購入したら条件達成です。
どのポイントサイトも新規登録後100円取引で条件達成なので、10,000円分のポイントがもらえるモッピーが最もお得です。
GMOクリック証券
年に1回取扱いがあるかないかの頻度ですが、GMOグループが上場するIPOのときは多めに配分されるため、そのIPOのときだけ実はアツいと言われているGMOクリック証券。
私がIPOを始めてGMOクリック証券が委託幹事になったのは2020年のGMOフィナンシャルゲートの1回だけ。このときは口座開設をしていなかったため抽選に参加できませんでした。
抽選に参加したことがまだないため、当選経験はありません。
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
- 新規に証券口座開設完了
SBIネオトレード証券
旧ライブスター証券。ネット専業の証券会社です。
抽選資金0円でIPO抽選に参加できるお気軽感で人気です。
一方で割り当てられる株はわずかで、資金不要で申し込めるがゆえに抽選倍率は非常に高くなり、当選確率は極小。
当選経験はこれまでありません。これからもず~っとIPO抽選を愉しみ、旅立つまでに1回くらい当選したらいいな~というレベルかと思います(が、宝くじ感覚で抽選参加を続けています)。
ただし旧ライブスター証券が親会社から事業譲渡され、SBIが完全子会社化した歴史があります(2021年1月1日にSBIネオトレードに商号変更)。SBI証券が主幹事のIPOでは口座開設数の割に割り当てが増え、今後は穴場的証券会社となるかもしれません。
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
ポイントサイトごとに条件が異なります。
2022年9月時点では口座開設のみで条件達成のちょびリッチがお得です。
岡三オンライン証券
岡三証券が幹事を務めるIPOの委託販売を請け負う岡三オンライン証券。
抽選資金0円で抽選に参加できます。岡三証券は幹事を務める回数が多いため、岡三オンライン証券で抽選を受ける機会も数多くあります。
一方で引き受ける少ない株数に抽選申込が資金不要で殺到するため、当選確率は極小。 当選経験はおろか、補欠当選の経験もありません。
資金は不要のため宝くじ感覚で抽選参加を続けています。
2022年9月3日時点でのポイントサイトの還元額です。
- 新規に証券口座開設
- 口座開設申込みから45日以内に口座開設を完了し、50,000円以上入金1取引
まとめ
少ない資金でIPO投資を愉しむ投資初心者の私目線で、実際の当選実績をもとにおすすめの証券会社とざっくりした特徴、そしてお得に口座開設できるポイントサイトの還元額をご紹介させて頂きました。
投資は資金が多いほど有利で、IPOもそれは同じです。
豊富な資金で普段から店舗型証券会社で取引をする方々は、裁量配分で当選をゲットできる確率も高いです。 その差を少しでも埋めようとするなら、これはもう物量作戦しかありません。ネットから申込む口数を少しでも増やして、当選確率を上げるしかない。
そしてIPOは抽選結果を確認するとき、宝くじ感覚で結構楽しいです。
これからIPO投資にチャレンジする方は、ポイントサイトを利用してちょっとお得に証券口座を開設されてみてはいかがでしょうか。
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