新型コロナにより公募割れ&上場中止が続々…。総悲観の2020年IPO。
しかし地合いも小康状態となり、下がりきった後に上昇に転じるように見えるIPO銘柄も多い。
今後の値動きは誰にも分らない中、4月10日時点の現在値をまとめてみました。
2020年IPOの現在値まとめ
銘柄 | 公募(円) | 初値(円) | 現在の価格 | 当落 記事 |
コーユーレンティア(7081) | 1,890 | 2,510 | 829 | 落選 |
ジモティー(7082) | 1,000 | 2,300 | 1,348 | 大和補欠➡落選 |
ジャパン・インフラファンド投資法人(9287) | 95,000 | 101,000 | 93,000 | 落選 |
AHCグループ(7083) | 2,200 | 3,550 | 1,458 | みずほ当選 |
カーブスホールディングス(7085) | 750 | 670 | 482 | 落選 |
Kids Smile Holdings(7084) | 2,260 | 2,732 | 1,739 | 落選 |
きずなホールディングス(7086) | 2,320 | 2,220 | 1,931 | 落選 |
ウイルテック(7087) | 1,200 | 1,200 | 748 | SMBC当選 |
フォーラムエンジニアリング(7088) | 1,310 | 1,030 | 754 | みずほ当選 |
ビザスク(4490) | 1,500 | 1,310 | 1,284 | 東海補欠➡落選 |
コンピューターマネジメント(4491) | 2,750 | 4,360 | 2,865 | 落選 |
フォースタートアップス(7089) | 1,770 | 1,628 | 1,798 | 落選 |
木村工機(6231) | 2,400 | 2,050 | 2,456 | 落選 |
リグア(7090) | 1,950 | 1,910 | 1,078 | 落選 |
ミクリード(7687) | 890 | 818 | 576 | みずほ補欠➡落選 |
ミアヘルサ(7688) | 2,330 | 1,748 | 1,173 | 落選 |
リビングプラットフォーム(7091) | 3,900 | 3,350 | 2,062 | 落選 |
ドラフト(5070) | 1,580 | 1,221 | 989 | 落選 |
ゼネティック(4492) | 1,700 | 1,620 | 1,350 | 落選 |
関通(9326) | 490 | 1,032 | 1,720 | 落選 |
日本インシュレーション(5368) | 940 | 869 | 750 | 大和補欠➡辞退 |
リバーホールディングス(5690) | 960 | 720 | 639 | みずほ当選➡辞退 |
ヴィス(5071) | 820 | 754 | 640 | 大和補欠→辞退 |
アディッシュ(7093) | 1,230 | 2,101 | 1,795 | 落選 |
サイバーセキュリティクラウド(4493) | 4,500 | 9,210 | 15,810 | 落選 |
NexTone(7094) | 1,700 | 1,660 | 4,745 | 落選 |
ニッソウ(1444) | 3,750 | 2,800 | 2,706 | 落選 |
Macbee Planet(7095) | 1,830 | 2,348 | 2,038 | SBI補欠→辞退 |
松屋アールアンドディ(7317) | 910 | 838 | 1,340 | みずほ補欠 |
2020年に行われたIPO29社のうち、公募価格を現在値が上回っているIPOは以下の9社。
- ジモティー(7082)
- コンピューターマネジメント(4491)
- フォースタートアップス(7089)
- 木村工機(6231)
- 関通(9326)
- アディッシュ(7093)
- サイバーセキュリティクラウド(4493)
- NexTone(7094)
- 松屋アールアンドディ(7317)
このうち、初値が公募価格を上回り(IPO投資家を儲けさせる)、かつ公募価格を現在値が上回っている(セカンダリー投資家も儲けさせる)『神IPO』は6社。
- ジモティー(7082)
- コンピューターマネジメント(4491)
- 関通(9326)
- アディッシュ(7093)
- サイバーセキュリティクラウド(4493)
- Macbee Planet(7095)
当選し初値売りすれば8割がた利益が出ると「されていた」、初心者におすすめと「されていた」IPO投資。その勝率、今は見る影もなし。
2020年に上場し初値が公募価格を超えたのは29社中10社。当選、初値売りで高確率で損をする投資となってしまいました。
高値からほとんど全ての銘柄が下落しているのでIPOだけが壊滅している訳ではありませんが、「公募価格でプラチナチケットゲット→買い向かうセカンダリーの方に初値で売る」ことが基本戦略のIPO初値売りにとって、買い手不在では厳しいものがあります。
一方で公募価格を現在値が上回っているIPOも9社あり、ガチホしていれば利益となっている銘柄もあります。
- フォースタートアップス(7089)
- 木村工機(6231)
- NexTone(7094)
- 松屋アールアンドディ(7317)
特に公募1,700円、初値1,660円、現在値4,745円のNexToneは圧巻です。もちろん私は買えてません!
私のような初心者には無理無理…。難しい…。
初値割れし一気に値下がりしたIPO銘柄も、地合いの小康状態により「売られ過ぎ」と判断されて一気に高騰している銘柄も多いです。
値ごろ感だけで購入したい直近IPOがゴロゴロしています。
新型コロナによる景気後退入りでもう一段、二段下がる可能性も高く、きっちり値動きを見極めて購入するのが正着手とは思いますが、短期のリバウンド相場に乗りたい誘惑に駆られています。
直近IPOそれぞれの現在値と日足チャート
うずうずしながらチャートを眺める毎日。2020年IPO29銘柄の現在値と日足チャートをまとめてみました。
コーユーレンティア
公募 1,890円
初値 2,510円
現在 829円
ジモティー
公募 1,000円
初値 2,300円
現在 1,348円
ジャパンインフラ
公募 95,000円
初値 101,000円
現在 93,000円
AHCグループ
公募 2,200円
初値 3,550円
現在 1,458円
カーブスHD
公募 750円
初値 670円
現在 482円
キッズスマイルHD
公募 2,260円
初値 2,732円
現在 1,739円
私も当選したAHCグループまでは順調なIPOが続いていました。カーブスが初値割れしましたが、ジムだったので「これは致し方なし」だったのですが…。
きずなHD
公募 2,320円
初値 2,220円
現在 1,931円
ウィルテック
公募 1,200円
初値 1,200円
現在 748円
フォーラムエンジニアリング
公募 1,310円
初値 1,030円
現在 754円
踏ん張っていたIPOも、3月9日上場のフォーラムエンジニアリングでバックリ公募割れして以降、IPO冬の時代に突入しましたね…。
ビザスク
公募 1,500円
初値 1,310円
現在 1,284円
コンピューターM
公募 2,750円
初値 4,360円
現在 2,865円
フォースタートアップス
公募 1,770円
初値 1,628円
現在 1,798円
木村工機
公募 2,400円
初値 2,050円
現在 2,456円
リグア
公募 1,950円
初値 1,910円
現在 1,078円
ミクリード
公募 890円
初値 818円
現在 576円
ミアヘルサ
公募 2,330円
初値 1,748円
現在 1,173円
リビングプラットフォーム
公募 3,900円
初値 3,350円
現在 2,062円
ドラフト
公募 1,580円
初値 1,221円
現在 989円
ゼネティック
公募 1,700円
初値 1,620円
現在 1,350円
関通
公募 490円
初値 1032円
現在 1,720円
日本インシュレーション
公募 940円
初値 869円
現在 750円
関通まで怒涛の公募割れ。関通は公募比210%、現在値351%。「小型IPOならセカンダリーでいけるやん!」と思ったのですがそんなに甘くはなく…。
リバーHD
公募 960円
初値 720円
現在 639円
ヴィス
公募 820円
初値 754円
現在 640円
アディッシュ
公募 1,230円
初値 2,101円
現在 1,795円
サイバーセキュリティ
公募 4,500円
初値 9,210円
現在 15,810円
NexTone
公募 1,700円
初値 1,660円
現在 4,745円
ニッソウ
公募 3,750円
初値 2,800円
現在 2,706円
MacbeePlanet
公募 1,830円
初値 2,348円
現在 2,038円
松屋R&D
公募 910円
初値 838円
現在 1,340円
厳しい状況が続いたIPO。
ただ、IPOを「初値≧公募価格」だけで言うと悲惨であることは間違いないのですが4月6日の週は直近IPOがただ右肩下がりではなくきっちり反発したことに喜びを感じる週でもありました。
3月下旬の日経16,552円(3月19日)→19,546円(3月25日)のリバウンド時には資金が流入せず反応の乏しかった直近IPOも、4月6日の週はしっかり反発しました。
投資初心者には難しい…。
2018年から仮想通貨を入り口に株取引を始め、不動産現物以外は投資歴1年半の初心者の私。
「初心者にもおすすめのローリスク投資」という言葉を信じIPOを始めた「愛好家」の域を出ていません。
IPO以外にも現物不動産、積立NISA、iDeco、そしていくばくかの株(現物のみ)を所有していましたが、新型コロナの大暴落に精神的に耐え切れず、株は2月末に8割方現金化(損切り)してしまいました(さすがに投資信託は売却せず自動積立)。
高いところで買い、安いところで売ってしまいました。
そうすると資金が無駄に残ります。(資金といっても十数年かけて給与を貯蓄した少額の貯えです)。
さらにIPO中止の嵐。余計に資金だけが残ります。
しかしサイバーセキュリティクラウドやNexToneに資金を投入できる勇気&見識も無く高騰を見過ごし、リバウンドしている直近IPOも指をくわえて見守っている日々が続いています。
3月下旬に買えなかった以上、新型コロナ禍による経済停滞の影響はこれからより現出してくるハズで、今勢いだけで買ってまた高値掴みにはなりたくない…。
無駄に資金が遊んでいて投資機会を逃している「焦り」と「買いたい」という欲望との葛藤の日々ですね。
初心者の私が今、買いで入っても売りで入っても、高確率で損をする予感があります。
本業に力を入れようにも顧客の要望による訪問以外の活動は自粛が求められている状況ですので、投資初心者はGWが過ぎるあたりまではもう自動積立以外は投資をせずに読書や勉強でもするのが一番な気もします。
さくらさくプラス(7097)には全力申込み
矛盾しますが。
仮条件が想定価格を壮絶に下回り、大和証券も幹事を降りるという非常事態ですが、さくらさくプラス(7097)には全力申込み済です。
主幹事が当選後の購入辞退にペナルティがあるSMBC日興証券ですし、当選したら購入します(1か月IPO無いですがオカルトで辞退したくない)。
また中止になるような気もしますが…。
感染拡大を身を挺して防いでくださっている医療従事者の方々に深く感謝申し上げるとともに、新型コロナの一日も早い収束を祈念致します。
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